体操にも種類があります

体操と聞くと、ジムやスポーツクラブなどで行う「エクササイズ」を思い浮かべる方が多いと思います。和田式は運動でエネルギーを消費するタイプの体操ではありません。生理学に基づき筋肉の代謝メカニズムを応用する体操を行います。

難しい言葉で表現すると「"定"(条件)内における自律侵襲(意識的なストレスをかける)に対する生体反応の応用」といいます。和田式では下で説明する「内向性運動」を用います。

内向性運動とは

簡単に表現すると「新しい身体作りを始める号令」を体に言い聞かせる運動です。 和田式体操は、身体の痩せたい部分の筋肉に最大の力をかけ、ストレスを与えるように考えられています。ストレスがかかった筋肉は新しい組織を作ろうとして皮下脂肪を材料に使います。その結果、余分な脂肪がなくなるという結果を生み出すのです。皮下脂肪を、身体の組織作りに使うことで若返り痩せるのが和田式なのです。この為、長く激しい運動は必要なく、自分の持てる力の範囲で十分効果が出せるのです。

ちなみに・・・ 一般的なスポーツ、例えば野球・バレーボール・ジョギングなどは外向性運動と表現しています。自分の力を、競技の目的（得点や記録）に向って使います。

1分間に1セットを計6セット

計6セットと言うと、ちょっと休憩を挟んでも全部で10分に満たない時間です。しかも、なんと1週間に1回しか行いません。 そんなことで痩せるわけがない、と思う人もいるでしょう。しかし、体操は身体作りをうながすことが目的です。決して運動によって皮下脂肪（カロリー）を燃やすのが目的ではないのです。それに、実際に正しいポーズで体操を行ってみると、激しい運動ではないにも関わらず汗をじっとりとかき、筋肉がプルプルと動くことがわかります。最大限に筋肉にストレスを与えるということは１日に何回も出来ることではありません。効率よくストレスを与えるにはこの時間が丁度良いのです。