大腸洗浄って何?

後藤先生のご紹介
東京大学医学部卒。
実父の大腸ガンを機に大腸ガンの早期発見・治療の重要性を痛感し、「大腸ガン撲滅」を目標に独自の無麻酔・無痛大腸内視鏡検査法を開発。

全国各地の医療機関で無痛内視鏡検査を実践、後進の指導にあたるかたわら、著作・講演等の啓蒙活動にも熱心である。独自の無痛大腸内視鏡検査は好評で、遠方から足を運ぶ患者も少なくない。また「大腸ガン撲滅」のために始めた便秘外来では患者の悩みに親身に対応、その誠実な人柄に信頼も篤い。

著書「腸イキイキ健康法」「その便秘こそ大腸ガンの黄信号」など。自身のホームページで便秘・大腸ガンのコンピュータ診断、インターネット相談室を実施中。

大腸内視鏡の権威、後藤利夫先生に大腸洗浄についてお伺いしました。

腸洗浄の効果が注目されています

「腸洗浄」は水浣腸とも言われ、昔から世界中で行われていた民間療法で、日本でも子供が熱を出したり腹痛を起こしたりすると行われていました。 「腸洗浄」は、肛門から管を入れて、腸の中に大量の温水を注入します。 温水によって腸の中の圧力が高まると、腸はそれを感知して蠕動(ぜんどう)運動が活発になり、注入した水と一緒に便が排出されます。 腸を刺激して下痢を起こさせるのとは違い、あくまで自力での排便を促すため、耐性や依存性は作りにくく、自力での自然な排便の習慣を作ります。 「腸洗浄」は、繰り返すうちに腸内をきれいにしていきます。すなわち悪玉菌を減らし善玉菌を増やし腸内細菌の環境をよくします。

肛門から下行結腸の部分を洗い流します

大腸は、胃や小腸で消化吸収された残りカスが通る、最後の消化吸収器官です。 大腸の中を移動してくる大便のカスが溜まったりして、大腸内部が汚れてくると、便秘や肩こり、肌荒れなどさまざまな症状が発生すると言われております。 シャワラーによる大腸洗浄では、「肛門―直腸-S状結腸-下行結腸」の部分を洗浄します。 ちょうど人間の体の左側にあたります。大腸の中でも一番出口に近い部分ですのでもっとも汚れやすい部分です。 ここを繰り返しお湯を出し入れすることによってきれいに洗浄いたします。

 

腸内環境を良くすることが大事です

大腸には様々な腸内細菌が住んでいますが、大きく善玉菌と悪玉菌に分けられます。 善玉菌が少なく、悪玉菌が多いと体に様々な悪影響がでます。 たとえば肌荒れ、体臭・口臭、アレルギー、感染症、癌、血圧、コレステロールなどです。 腸をきれいにしておくことは健康の基本です。

PAGE TOP